XBOX 360 オブリビオン 3日目

宿屋を後にし、街に繰出すEIN。
とりあえず、手持ちの持ち物が一杯でこれ以上持てない状態というのはマズイ。
いらないものは、換金することにしよう。
さっそく商業地区に赴き、いらないものを売却する。
そんな中、店主の一人が最近できた店が不当にダンピング販売し、周りの店が困っているという。
報酬は払うからなんとかして欲しいという依頼が来た。

詳しいことは、中古店の「ジェーンシーン」から聞いて欲しいとのことなので、さっそく赴く。
商人に恩を売っておくのは、今後の活動にプラスになるに違いない。
買い物で値引きしてくれるかもしれないしな。
俺は二つ返事で引き受けた。
詳しく話しを聞くとジェーンシーンなるオバサンは、商人互助会の会長をやってる人でこの辺りの商人をまとめてるそうだ。
で、最近新しく店を出した店が、互助会の取り決めを無視し、不当に値引き販売してて、他の商店が迷惑してるってことだ。
オバサンは盗品を売ってるんじゃないかと思ってるのだが、証拠がない。
依頼内容は、格安の商品の出所を探って欲しいとのこと。
まぁ、そんなに格安なら盗品の疑いをかけられても仕方ないかもな。
とりあえず、その問題の店「コビアス商店」にいってみることにするか。
その店は、同じ商業地区にあった、なんだ目と鼻の先じゃないか。
向かいには、書店か。
そういやどっかのオッサンが、書物マニアでその書店は危険だといってたな。
大方本を買いすぎて散財でもするんだろう。
…俺も人のことは言えないが。
っと、今は本屋のことは後回しだ。
さっそく問題の店の扉を開き中に入った。
出てきた店主はソロニールという名で、猪八戒というイメージそのものだ。
もっとも、孫悟空はいないだろうが。
顔のイメージはともかく、話をしてみると柔和で別に怪しいところはない。
笑った目を見なければだが。
ざっと商品をみたら、確かに他の店より安い。
これなら他の店はたまったものじゃないだろう。
俺は、いきなりこれは盗品だろう、こんなに格安なのはそうに違いない。
さあ、洗いざらい吐け!
などと口にするとすぐに追い出されるのは目に見えているので、品揃えについて聞いてみた。
するとソロニールは、売人についてうっかり口を滑らせた。
案外人がいいのかもしれない。
今夜も会うらしいので、後でこっそり後を付けてみるか。


夜も深まり街もすっかり暗くなった頃、ソロニールは店から出て裏道に入っていった。
近くの空き地に誰か居る。
俺はソロニールとその誰かが近づいてるのを確認すると近くの茂みに身を隠し、聞き耳を立てた。
ソロニールがやつのことをアガマーと呼んでいる。
やつはアガマーか。
どうやら商品の話してるようだ。
程なくして密会は終了したみたいだ。
ソロニールは店に戻っていくようだから、今度はアガマーを付けてみるか。
しばらく付いて行くとクロス広場に着いた。
そしてとある家の扉を開き中に入っていく。
表札を見るとここはアガマーの家のようだ。
もしかしたら、ここになにかあるかもしれないな。
よし、やつが留守のうちに忍び込むとしよう。