涼宮ハルヒシリーズ(原作)八巻まで読破完了。

やっと読み終わりました。
今は、ゆるやかな余韻に浸っております。
言いたいことは数あれど、まずはコレを言っておきたい。
「こんな面白い小説をお前は今まで読まなかったのか、情けないぞ>俺」
そして、かるく憂鬱な気分。
でも、これがなかなか気持ちいいんです。
憂鬱やら溜息やらのサブタイトルは、ハルヒキョンの気分じゃなくて、
読者の気分なのかもしれません。
とはいえ、陰謀も憤慨もしてませんが。

さて、感想というか謎解きというか、
考えるべきことが氾濫としてまして、いまいち要領を得ません。
でも、考えるべきはそんなに多くないのかもしれません。
近しいところで言えば、
涼宮ハルヒの憤慨−編集長★一直線!内の長門有希の幻想ホラー。
3枚の原稿はそれぞれ過去、現在、未来を現していると思われますが、
それ以上となると考察が必要です。
が、現時点において、それに当てはまるピースが存在しません。
全ては4年前に帰結しうると判断してのことです。
例の七夕以前、ハルヒがグラウンドにアレを描こうと思い立った原因。
もしかしたら、その狭間。
ピースが足りない。
この問題は、未来の宿題とします。


ワンダリング・シャドウを読み終えて、
ああ、ハルヒは本当に部外者なんだなと思いました。
きっかけを与えるのは、いつもハルヒ
でも、彼女はそれ以外の全てに関与していません。
知覚していないというのは、知らないのと同義。
真のヒロインは誰なのか、この話はそれを決定付けたのかもしれません。