絶対少年 第21話 「消えたものと生まれるもの」

【はなさんの話】

《はなさん》「ほんのついこないだまで、携帯電話やメールなんてものは無かったんだよ?
       それでも不自由と思わなかったね。
       会った時しか伝えられないから、会う前にはいろんな事を考えた。
       それで伝えるべきことは伝えられた。」
《りえぞ〜》「言葉が軽くなっちゃったのかな。」
《はなさん》「携帯電話やメールが悪い訳じゃない。
       メールを読んで、根本のことが全て判ったと思い込むこと。
       同じように、メールで伝えたから全て伝わると思い込むこと。」
《りえぞ〜》 「…」
       「都合が悪いから、会うのが気まずいからといってメールで済ませること。」
《りえぞ〜》 「うん、大切な話は合わなきゃだめだよね。
        成基に会いにいってくる。」

はなさんの話は、いつ聞いてもいいものです。
っていうか、なんで毎回毎回、こんないい話ができるんだ。
すごいよ、はなさん。
というより、深読みしすぎてるのかも。
本当の答えはすぐ目の前にあるのに、それに気づかないみたいな。



【りえぞ〜の話】

《まっきー》「理絵子ちゃん。」
《りえぞ〜》「まっきー、呼び出してゴメン。」
《まっきー》「ううん、近くに居たから。」
真剣な眼差しにたじろぐ、まっきー。
《りえぞ〜》「はっきりさせとこうか。」
《まっきー》「なに?」
《りえぞ〜》「友達で居たいのか、それ以上になりたいのか。
       まっきーは、私とどうしたいの?
       今すぐでなくてもいいけど。
《まっきー》「ううん、気持ちははっきりしているから、答えられる。
       僕は理絵子ちゃんが好きだよ。
       だから…」
《りえぞ〜》「ゴメン。」
《まっきー》「え?」
《りえぞ〜》「ごめんね。」
《まっきー》「そっか。」
《りえぞ〜》「わたしの問題、まっきーが悪いんじゃないよ。」
《まっきー》「振られるってこういう気持ちなんだ、初めてしった。
       あのねぇ…」
《りえぞ〜》「まっきー」
      「あのねぇ、振られちゃったら、友達で居るのも辛いんだけど。
       だから、理絵子ちゃんの前から消えちゃいたいんだけど、それはできない。」
《りえぞ〜》「…」
《まっきー》「まだ出来ること、あると思うから。
       谷川も小早川も、みんな友達だから。」
《りえぞ〜》「だよね。」
《まっきー》「そう。」
《りえぞ〜》「当たり前のこと見失ってた。」
《まっきー》「理絵子ちゃんだけじゃなくてね。」
《りえぞ〜》「今のまっきー、少しだけいい感じだよ。」
《まっきー》「えっ…うん。」

りえぞ〜、いくらなんでもこれは…
自分に好意があるの判ってて告白させて振るって、そりゃあんまりだ〜



【横浜上空のアレ】
いよいよ実体化ですか?
今回これをみて、やっぱそうなのかなって思ったのが、
これって、ブレンパワードじゃないのか?
ブレンパワードもグランチャーも元は同じ宇宙船の子。
ただ、別々の宇宙船だっただけで対立してた。
それと同じで、暖色系と寒色系のマテリアルフェアリーも、
別々の宇宙船の子で、それで争っているのでは?
そんな気がしてきてる。



【次回予告の話】

《三匹》「パンパカパーン、ジャン!」
《ロク》「燃え盛る正義の炎、ロクレッド。」
《三匹》「ジャジャン!」
おかか》「無限のパワーで敵を討つ、オカカイエロー。」
《二匹》「ジャジャジャン」
《たると》「たるとやらない。」
おかか》「ん?どうした。」
 《ロク》「台詞を忘れたのかい、まだまだ未熟で青臭いタルトブルーだよ。」
おかか》「そ、まだまだ未熟で青臭いタルトブルー。」
《たると》「なんでヤダ、そんなのヤダよ〜たると赤がいいよぅ。」
《ロク》「だって赤はヒーローの色だよ。」
《たると》「赤がいいの、ヒーローの赤がいい。」
おかか》「まったく、おいロクレッド、なんとかこの場を解決せんかい。」
《ロク》「わかった、そんな訳で次回おたのしみに、しゅわっち。」
おかか》「正義の炎が聞いてあきれるわい。」

今回も次回予告は絶好調!!