ターミナル

祖国からアメリカに来る途上で祖国でクーデターが起こり、政府がなくなる。
アメリカの空港に降り立つ時には、国籍のない人間になってしまった主人公。
パスポートも取り上げられ、国に帰ることはもちろん、アメリカの土すら踏めない。
そんな彼が、唯一居続けることが出来る場所が、空港のターミナルだ。
ろくに英語も話せない彼だが、全ての状況を受け入れ、空港で暮らすことに。
お金を持ってないが、空港内でお金を手に入れる方法を見つけ、
食事をし、本屋で本を買い、英語の勉強をして、次第に英語を覚えていく。
つねに空港に居る彼を最初は好奇の目で見ていた空港職員や売店員達だが、
あることがきっかけで、みなと打ち解けていくようになる。


この映画に、感想はいらない。
必要なのは、たったひとつ。
面白いと思えるシーンを見たとき、笑えばいい。
それだけでいい。
こういう映画にめぐり合えるのは、滅多にない。
誰一人、悪い人がいない。
これは、そんな映画。