問題発言。

本田雅一のE3レポート
SCEI 久夛良木健社長兼CEOインタビュー
前編〜PlayStation 3はゲーム機ではない

久夛良木PS3SCEIを設立した時に考えていた目標に、やっとたどり着いた製品です。
我々はゲームをやるためにPlayStationを作っているのではなく、
コンピュータの素晴らしいパワーをエンタテインメント、
つまり娯楽に生かしたいと考えて会社を運営してきました。
初代で3Dグラフィックチップを載せ、PS2ではエモーションエンジンを搭載した。
PS3はゲームに偏ったアーキテクチャではありません。
子供のためのコンピュータではないんです。
我々の目標である、エンタテインメントのためのコンピュータと言う意味では、
PS3のために1と2があったようなものです。


本田雅一のE3レポート
SCEI 久夛良木健社長兼CEOインタビュー
後編〜Cellが家庭にもたらすパワー

久夛良木】それは当然ですよ。なぜならPlayStationはゲーム機ではないからです。
今まで1度もPlayStationがゲーム機という発言はしたことがありません。
最近はディスプレイが固定画素系へと変化し、
フルHDをリアル解像度で出力できる家庭向けディスプレイも増えてくるでしょう。
ならば、1080p出力を2系統持つというのも自然な流れです。

久夛良木PSPは安いと多くの方に評価していただきましたが、
それでも24,900円です。内製化比率を高めていたり、
さまざまな要素もあって無理のない範囲で
きちんとキャッシュフローができるコストモデルになっています。

同様のことがPS3にも言えますが、PSPPS3では圧倒的にPS3の方が販売台数が多くなるでしょう。
しかし、前述したようにPS3にゲーム機という意識はありません。
エンタテインメントのための、付加価値の高いコンピュータを売りたいというのが我々の目標でした。


 おそらく今回のPS3は、
そのパワーが欲しいという人には20万円でも売れる付加価値があると思っています。
欲しいという人は、値段を聞いて買うか買わないかを判断するといったことはしないと思います。
もちろん、それでは多くの人に楽しんでもらえませんが、
ゲーム機を基準に考えると値段は高めに思う人もいるかもしれません。
しかし、PS3は圧倒的に欲しい製品になっています。
車だってテレビだってそうでしょう。欲しくて、欲しくてたまらない。
作った自分たち自身も欲しい。そんな製品を作ったつもりです。

他社製品について、Xbox1.5とか言ってるのは、まだいい。
だけど、これはどう考えてもユーザーに対して言っている。
こんなこと言っていいと思ってるのか?
例えば「PS3はゲームだけではありません」とか言うならまだいいが、
「ゲーム機ではない」とキッパリ言っている。
しかも、子供の為のコンピュータではないとまで・・・
ゲーム機はどんなにスペックが上がったところで、玩具の延長にすぎない。
20万出してAV機器買う奴はいるが、ゲーム機買う奴はいない。




結論:ソニーは傲慢、不遜、尊大